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 ネットバンクに不正画面 ウイルス感染の可能性 警察庁が注意呼び掛け
 

 ゆうちょ銀行と三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングのホームページ(HP)上で、顧客の暗証番号などの入力を求める不正な画面が表示されるケースがあることが27日までに分かった。

 銀行側のサーバーには異常がなく、一部の利用者しか画面が表示されないことから、警察庁はパソコンをウイルス感染させて偽画面を表示させ、個人情報を入手する新たな手口とみて、注意を呼び掛けている。

 警察当局は3銀行で計5件のケースを確認。警察庁によると、27日午前までに不正送金などの被害はなく、ウイルスの感染も確認されていない。

 3銀行のHPにログイン後「システムのメンテナンスや機能の向上のためにお客さま情報の再入力をお願いします」などとする画面が表示され、ネット取引で使う暗証番号や本人確認のための合言葉などを入力するよう求める例が最近確認された。

 これまでの個人情報抜き取りは、偽サイトに誘導してIDなどを入力させる手口などで、正規のHPでログイン後に不正な画面が表示されるケースは初めてという。

 警察庁の担当者は「ログイン後にパスワードなどの入力を求められることはない。対策ソフトなどで不正なウイルスに感染してないか確認してほしい」と話している。

インターネットバンキングの利用客のパソコンに、暗証番号などの情報入力を求める偽の画面が現れる問題で、みずほ銀行でも同様の偽画面が表示されていたことが1日、同行への取材で分かった。客の口座からは数十万円が不正に送金されており、同行と警視庁は関連を慎重に調べている。 

 
 
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