ディスククリーンアップでお掃除しよう |
ハードディスクを快適に使うには、まずデータをきちんと整理して格納することが必要です。Windowsにはデフラグというデータの整理ソフトがありますが、それを行う前に、不要なデータの削除を行う必要があります。実際の整理の際にも、まず不用品を捨てるかと思いますが、それと同じ事をするわけです。
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デフラグでデータをきれいに並べ替えよう |
ハードディスクはデータを書き込む際に、空いている場所に先頭から順次書き込んでいく性質を持っています。その際、ファイルの大きさに関係なく実行してしまうので、ひとつのファイルが不連続な領域に書き込まれることになります。これにより、データの削除や移動などを頻繁に行うとデータはどんどん不連続なものになり、先に挙げた断片化が多く発生してしまうことになります。 断片化が発生すると、情報を読み出すヘッドという部品が、読み書きのたびにあちこちに移動することになります。するとヘッドの消耗による故障が起こりやすくなるだけでなく、読み書きの速度が遅くなるというデメリットが発生してしまいます。
つまり、下の画像のように大量のファイルに対して、読み書きや更新を繰り返せば繰り返すほどファイルの読み書きが遅くなっていくのです。
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保存データは外部記憶装置に移動しよう |
保存している動画や写真、音楽などの、更新が行われないファイルたちを外部記憶装置、つまり外付けのハードディスクやDVDなどに保存しておくと、ハードディスクの消耗を抑えることができるのはご存知でしょうか。
その理由は、ウィルス対策ソフトです。ウィルス対策ソフトは定期的にハードディスクのスキャンを行い、ウィルスがパソコン内部に侵入していないか確認をします。その際にハードディスク内のデータが少なければ少ないほど、ハードディスクの動作が少なく済むからです。 |
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ハードディスクを冷やす |
ハードディスクが熱を持たないようにすることです。これは、実はパソコンを自分で組み立てるような上級者には常識と言っても良いかもしれません。実際、パソコンの部品を販売しているお店ではハードディスクを冷やすための巨大な冷却ファンが発売されているほどです。ハードディスクの温度は通常40〜50℃位になっています。この温度をできるだけ低くするようにすれば寿命もながくなります。もしハードディスクが50℃以上になる場合は緊急に対策が必要です。特にノートパソコンや外付けハードディスク、デスクトップ型でも小型タイプではハードディスクを冷やすファンなどが付いていないか小さい(冷却度の低い)物が多いため特に気をつけなければなりません。
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